2013年2月16日

*師匠


2013.2.12 師匠が天国へ旅立たれました。

僕が弟子入りしたのが2004年12月。

東京での大学生活を終え、
家業である写真館を継ぐ為に
和歌山の師匠の元で修行を始めました。

伝統というか文化というか
写真業界には今も弟子入り制度があります。

ただ弟子を受け入れてくれる写真館は
そんなに多くないのが現実。

後々師匠から聞いた話ですが、
少なからず不況の煽りを受けていた当時
僕を弟子として受け入れるか迷ったそうです。

育てば修業期間の終わり。
一から叩き込んでやっと人並みに仕事が出来る頃には去っていくのですから、会社としては辛いところです。

師匠と僕の父親は古くから友人。
友人というか尊敬する先輩だったんだと思います。

だからこそ僕を師匠の元へ修行に行かせたんでしょう。

師匠から聞いた話で父親は僕が小学校の頃に「うちの息子預かって欲しい」と打診していたそうです(笑)

まだ家業継ぐとも決まってないのにね。

高校3年の時に初めて師匠にお会いして
「親父は昔からあんな事言ってるけど、自分が本当に来たかったら来なさい」と声をかけてもらい
それから4年後、22歳の時に師匠へ弟子入りをしました。

2007年7月まで3年半、師匠の元で修行し本当に色々な事を教わりました。

僕は写真の専門の学校には行ってなかったので、写真家としてはゼロからのスタートでした。

つまり今この仕事をしている自分を支えている礎はすべて師匠から教わったものです。

写真の知識や技術はもちろんですが、写真家としてどのように考え、どのように成長し、どのように生きるのか。
我々はこの仕事を通してどのように社会のお役にたっていくのか。

写真家として人として師匠から教わった事は、今もそのままだし、これからも変わらないでしょう。

まさに僕の礎を育んでくれました。

師匠と弟子。
この関係性は親と子ほど密ではなく、上司と部下ほどドライじゃない。

なんとも不思議な関係性で、僕にとってはこの世に二人といない存在。

今はそんな師匠との思い出がよみがえります。
師匠の仕事姿。撮影の行き帰りの車で話した会話。師匠の家で一緒にお酒を飲んだ日のこと。甲子園に野球も見に行ったなぁ。

考えると悲しくて悲しくてどうしようもないですが
数えきれない思い出を胸に、僕はこれからも頑張って行きます!!

いつかまたお会いするとき、「頑張ってたな!!」と褒めてもらえるように・・・

ほんとうに今までありがとうございました!!

投稿者 店主 : 17:53 | 7)その他

コメント

先日はお疲れさん。
ホント突然やった。
石井君の方が、修行として入って来た誰よりも長い存在だったもんね。
「石井がこんな小さな時に会ってるんだよ、あいつは覚えてないやろうけど(笑)。」って、師匠から文面のことは聞いていたよ。
それを聞いた時は、ウチのような思いつきで始まった商店の2代目なんて...、と思ってしまい羨ましかった。
こうして自分が奮起出来るのも、今となっては時効だろうから、初めて下に出来た後輩が、西本と同じ「老舗の跡継ぎ」という焦から始まったと思う。なんせ吸収力が半端じゃなかったし。
その時のことを師匠は、「お前の心境がもろに作品に出てたな(笑)今の写真とは全然違う。でも、どちらにせよ入賞してるからいいんだよ。」と激励なのか小馬鹿にしてたのか...(笑)。

ちなみに、師匠の「自慢出来る4人」に入ってたよ〜、軽い雑談の中ではあったけど(2012年10月談)(笑)

投稿者 since K : 2013年2月16日 22:44

お疲れさん!
僕も悲しかったなあ…、
厳しかったし、優しかったし、同じ目線で話して下さった。
『俺の後ろ姿をみろ!』っていう感じは忘れられない…。
最後まで多くの人の心配までして、痛かったろう悔しかったろう、そんな事を考えるとまた涙が出ます。

でも、僕や石井君にこれから師匠に出来る事はあると思うので
一緒に頑張りましょう!

投稿者 K家 : 2013年2月16日 22:57

偉大な師匠、尊敬できる先輩のもとで
修行ができてよかったね!
いつも見守って下さってると思うので
修行時代の気持ちを忘れず挑み続けて下さい!

投稿者 ANE : 2013年2月17日 08:25

since K様
コメントありがとうございます。

あの当時、色々ありましたね。
僕にとっては兄弟子にあたるsince K様にはほんと大きな刺激を受けました。
作品作りに対する姿勢や人一倍光ってた感性、何より写真が大好きなんだなぁと。
この人には敵わない・・・と思ったのを思い出します。
師匠に「俺より写真が上手い」と言わせたぐらいですから(笑)
でも逆にそれならそれで自分に出来る、お客様に満足していただく方法を見つけ出そうと必死になりました。
それは今でも変わらず、自分の写真の提供の仕方を模索し続けています。
ほんと生意気な弟分ではありますが、これからもお互い刺激し合える関係でいたいと願います。

師匠の自慢出来る4人・・・僕が?!という思いですが、ほんとに嬉しいです。泣ける〜。

投稿者 オーナー : 2013年2月18日 17:09

K家様
コメントありがとうございます。

師匠のお人柄は僕の目指すところです。
あんな風に人に優しくなりたい・・・
まだまだ心配の種ややり残した事もあった中での早過ぎる死。
あとは残された人が頑張るしかないわけで、僕も微力ながらお力になりたいと思ってます。

投稿者 オーナー : 2013年2月18日 17:17

ANE様
コメントありがとうございます。

ほんとに偉大な師匠でした。
ちょうど一ヶ月ほど前の成人式、
体調が悪いにもかかわらず撮影をしていたと聞いて驚きました。
職人、商売人は最後の最後まで現役なんだなぁと思いました。
師匠に少しでも近づけるよう、先輩方に置いて行かれないよう頑張ります!!

投稿者 オーナー : 2013年2月18日 17:22

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